【札幌・北海道】朝がつらい子の高校選び|通信制高校とサポート校で先に確認すること

通信制高校を調べ始めると、学校の名前や種類が多くて、どこから手をつければいいのか迷うことがあります。特に体調の波があるとき、「自分でも通えるのか」という不安が先に来て、調べること自体が止まってしまう。そういう経験をした方も、少なくないと思います。

こんにちは。地域情報メディア『東区どさんこプレス』のハルです。わたしは普段、区内の情報を集めながら記事を書いていますが、鍼灸師として起立性調節障害のある子の施術に関わることもあります。

その中で感じるのは、学校選びでは「通えるかどうか」だけでなく、通い始めたあとに、勉強のペースや体調が続くかも大事だということです。

中学校時代にあまり学校へ通えていなかった子の場合、通信制高校に進んでから、授業やレポートについていくのが大変になることがあります。頑張って追いつこうとして、かえって体調を崩してしまう話を聞くこともあります。

この記事では、起立性調節障害のある中学生・高校生や保護者の方が、札幌・北海道で通信制高校やサポート校を探すときに確認しておきたいことを整理しています。学校のランキングではなく、問い合わせ前に見ておきたい項目を中心にまとめました。

目次

起立性調節障害と午前中の症状について

起立性調節障害は、自律神経の調節がうまくいかないことで、立ちくらみ・頭痛・倦怠感などが起こる状態です。症状は午前中に強く出やすく、午後から夕方にかけて落ち着いてくることが多いとされています。ただし、症状の出方や生活への影響には個人差があります。

そのため、朝の決まった時間に毎日通うことが難しい場合があります。一方で、「通えない」と決めつけるより、登校の時間帯や頻度を選べるかどうかを確認することが、学校選びの入り口になります。

なお、医療的な判断や治療については主治医に相談することが前提です。この記事は、学校選びの参考情報として読んでください。

通信制高校とサポート校はどう違うのか

学校を調べ始めると「通信制高校」と「サポート校」という言葉が混在していて、混乱しやすいところです。ここだけ先に整理しておくと、後の確認がずっとスムーズになります。

通信制高校

公立・私立などの高等学校。卒業すると高校卒業資格が得られる。レポート提出・スクーリング(面接指導)・試験が単位修得の基本的な要素になる。

サポート校

通信制高校に在籍する生徒の学習や生活をサポートする民間の教育機関。サポート校単独では高校卒業資格は出ない。卒業資格は、提携している通信制高校から得ることになる。

確認しておきたいこと

サポート校を検討する場合は、どの通信制高校と連携しているか、卒業資格を出す高校本体はどこか、費用はどう分かれるかを事前に聞いておくと安心です。

校舎型か、ビル内キャンパスかも見ておきたい

札幌市内の通信制高校やサポート校には、独立した校舎を持つ学校もあれば、駅近くのビル内にキャンパスや教室を設けているところもあります。

ビルの一画にある教室だから不安、校舎があるから必ず安心、とは一概には言えません。駅から近く、少人数で相談しやすいビル型キャンパスが合う子もいます。一方で、専用校舎がある学校のほうが、教室・相談室・休憩スペースなどの設備を確認しやすい場合もあります。

大切なのは、建物の見た目だけで判断しないことです。その場所が通信制高校本体のキャンパスなのか、サポート校なのか、スクーリングや試験を実施できる場所なのか、教職員がどのくらい常駐しているのかを確認しておくと、実際に通うイメージがしやすくなります。

体調の波がある場合は、駅からの距離、午後から通える時間帯、休めるスペースの有無、急に欠席したときの連絡方法まで見ておくと安心です。見学できる場合は、教室だけでなく、入口、トイレ、面談スペース、休憩できそうな場所も見せてもらうとよいと思います。

スクーリングは体調への影響が大きい要素です

通信制高校で単位を取るためには、レポート・スクーリング・試験の三つが基本的な柱になります。このなかで、体調の波が大きく影響しやすいのがスクーリングです。

スクーリングの方式は学校によって異なります。年に数回まとめて行う集中型、毎週決まった曜日に登校する週次型、オンライン学習を組み合わせる形など、いくつかのパターンがあります。問い合わせるときは、スクーリングの日程・時間帯・欠席時の補講や代替対応を具体的に聞いてみてください。

集中型であれば、登校が必要な日が短期間に集中します。連続した日程で体調が整うかどうかも、事前に確認しておきたい点です。

午前中の症状が強い子の場合、「月に何回通うか」だけでなく、「何時から始まるのか」「午後から参加できる日があるのか」「欠席した場合にどうなるのか」まで確認しておくと、入学後の負担を想像しやすくなります。

勉強の遅れを取り戻そうとして無理をしないことも大事

起立性調節障害がある子の場合、「学校に通えるか」だけでなく、「授業やレポートのペースについていけるか」も大事な確認ポイントになります。

鍼灸師として起立性調節障害のある子と関わっていると、中学校時代にあまり登校できず、通信制高校に進んでから授業やレポートについていくのが大変だという話を聞くことがあります。

通信制高校は自分のペースで学びやすい一方で、レポート提出や試験、スクーリングは必要です。中学範囲の理解に抜けがあると、高校の内容に入ったときにつまずきやすく、勉強についていこうと頑張りすぎて体調を崩してしまうこともあります。

特にまじめな子ほど、「遅れているから頑張らなきゃ」「今度こそちゃんとやらなきゃ」と思いやすいです。その気持ちは自然なものですが、睡眠や食事、体調の回復よりも勉強を優先しすぎると、また動けない日が増えてしまうことがあります。

そのため、学校を選ぶときは登校日数やスクーリング時間だけでなく、中学範囲の復習ができるか、レポート提出のサポートがあるか、分からないところを相談できる体制があるかも確認しておくと安心です。

「高校に入ったら頑張る」だけで進めるよりも、今の体調と学習状況に合わせて、どこからなら無理なく始められるかを一緒に考えてくれる学校かどうかを見ることが大切だと感じています。

札幌・北海道の候補校を種別で整理する

札幌・北海道で通信制高校やサポート校を探すときは、学校名を一気に並べるより、まず「通信制高校なのか」「サポート校なのか」を分けて見ると整理しやすくなります。

ここでは、候補になりやすい学校・グループを種別ごとにまとめました。コース名・通学頻度・スクーリング条件・キャンパスの場所は年度や拠点によって変わることがあります。最新情報は各校の公式サイト、募集要項、個別相談でご確認ください。

公立の通信制高校

北海道有朋高等学校

札幌市内にある道立の通信制高校です。公立の通信制高校として検討しやすい一方で、入学条件、協力校、スクーリング日程、通える曜日や時間帯は事前に確認しておきたいところです。

札幌市内で通える私立の通信制高校

札幌静修高等学校(通信制課程)

札幌市内で通える私立高校の通信制課程です。スクーリングの時間帯、登校頻度、体調不良時の対応、学習サポートの内容を確認しておくと安心です。

池上学院高等学校

北海道内に拠点のある通信制高校です。スクーリング形式、登校日程、個別相談の有無、中学校範囲の復習サポートがあるかを確認しておきたい学校です。

北海道芸術高等学校

芸術分野に関心がある場合に候補になりやすい通信制高校です。専門分野の授業だけでなく、通常の学習サポートやスクーリング日程も確認しておくとよさそうです。

私立の通信制高校・広域通信制高校

クラーク記念国際高等学校

北海道・深川本校を中心に全国へキャンパスを展開している私立の通信制高校です。通信制高校ですが、週5日通学や部活動など、全日制に近い学校生活を送れるコースもあります。硬式野球部が甲子園に出場したこともあり、「通信制高校」という言葉だけではイメージしにくい学校かもしれません。

札幌市内では、札幌白石キャンパスなどが候補になります。また、札幌大通には教育連携校もあるため、どのキャンパスを見学するのか、どの高校に在籍するのか、スクーリングや試験の実施場所はどこかを分けて確認しておくと安心です。

起立性調節障害がある場合は、通学頻度だけでなく、登校時間、午後から通える日があるか、レポート提出のサポート、中学校範囲の復習ができるかを個別相談で聞いておくとよさそうです。

N高等学校・S高等学校・R高等学校

ネットコースや通学コースなど、複数の学び方があります。通学する場合と自宅中心で学ぶ場合では条件が変わるため、希望するコースを決めたうえで確認すると分かりやすいです。

飛鳥未来高校グループ

札幌市内に複数のキャンパスがあります。飛鳥未来高等学校、飛鳥未来きずな高等学校、飛鳥未来きぼう高等学校など校名が分かれるため、札幌で通えるキャンパスとコース内容を個別に確認してください。

第一学院高等学校

通学スタイルやオンライン学習を組み合わせたコースがあります。スクーリング日程、午後から通えるか、レポート提出でつまずいたときの相談体制を確認しておくと安心です。

ヒューマンキャンパス高等学校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校

札幌駅前や札幌大通など、複数の拠点が候補になります。学校名やキャンパス名が複数あるため、どの高校に在籍し、どの場所で学ぶのかを確認しておきたいところです。

精華学園高等学校(札幌校)

札幌校で受けられる支援内容、卒業資格の出所、スクーリング条件を確認しておきたい学校です。校舎やキャンパスの位置づけも、見学や個別相談で確認すると安心です。

サポート校

トライ式高等学院

通信制高校に在籍する生徒をサポートするサポート校です。サポート校単独では高校卒業資格は出ないため、卒業資格を出す提携高校はどこか、通信制高校本体の学費とサポート校の費用がどう分かれるかを確認しておく必要があります。

体調に合わせた登校日数や学習ペースについて案内されることがありますが、実際の対応はキャンパスや時期によって変わる可能性があります。現在の対応は個別相談で確認してください。

一覧を見るときは、学校名だけで比べるより、「どこが卒業資格を出すのか」「どこへ通うのか」「どのくらい登校が必要か」「勉強でつまずいたときに誰へ相談できるのか」を分けて確認すると、自分に合う候補を絞りやすくなります。

問い合わせ前に見ておきたい五つの項目

候補の学校が決まったら、まず次の五点を調べるか問い合わせてみてください。体調の波が大きい場合に、特に関係してくる部分です。

  • 通信制高校なのか、サポート校なのか。卒業資格を出す高校本体はどこか
  • スクーリングの時間帯は午前のみか、午後からも選べるか
  • スクーリングを欠席した場合に補講や代替対応があるか
  • オンラインでできる学習や提出の範囲はどこまでか
  • 中学校範囲の復習や、レポート作成のサポートはあるか

この五点だけでも先に確認できると、その後の相談がずいぶん動きやすくなります。特にスクーリングの時間帯や学習サポートの中身は、ウェブサイトだけでは分かりにくい場合があります。個別相談や電話で聞いておくと確認しやすいです。

起立性調節障害への配慮について確認できること

学校によっては、体調に合わせた登校日数や学習ペースについて案内しているところもあります。ただし、公式サイトやブログに書かれている内容が、現在のキャンパス対応と同じとは限りません。気になる学校があれば、必ず現在の対応を個別相談で確認してください。

また、起立性調節障害への対応が公式ページ上で分かりやすく書かれていない学校もあります。「明示がない=対応できない」ということではなく、個別に相談してみることで、実際の対応が分かる場合もあります。

ハル

「体調に合わせられる」と書いてあっても、スクーリング・試験・レポートの運用は必ず確認しておきたいところです

学校説明会で聞いておきたいことの例

説明会や個別相談では、一般的な紹介だけでなく、体調と学習に関係する具体的な条件を聞いておくと判断しやすくなります。以下に、特に確認しておきたい質問の例をまとめています。

STEP
登校の時間帯と頻度

スクーリングは午前のみですか、午後から参加できる時間帯もありますか。週に何回の登校が必要ですか。

STEP
体調不良時の対応

スクーリングを体調不良で欠席した場合、補講や別日での対応はありますか。欠席が続いた場合の扱いはどうなりますか。

STEP
オンライン学習の範囲

レポート提出はオンラインで対応できますか。自宅から参加できる授業や面談はどのくらいありますか。

STEP
学習の遅れへのサポート

中学校の内容に不安がある場合、復習から始められますか。レポート提出でつまずいたときに、どのように相談できますか。

STEP
転入・編入と入学時期

現在中学生の場合は、新入学の時期、出願条件、必要書類を確認しておきたいところです。現在高校生の場合は、転入できる時期や、今の在籍校で取った単位を引き継げるかを聞いておくと安心です。高校を中退している場合は、編入の時期や過去の単位の扱いも確認しておきましょう。

この五点を軸に聞いてみると、自分の生活リズムと学習ペースがどのくらい合うかが見えてきます。答えを急がず、気になる部分をメモしておくだけでも、次の相談がやりやすくなります。

費用と就学支援金について確認したいこと

通信制高校の学費は、全日制と比べて幅が大きく、学校やコースによって異なります。国の就学支援金についても、対象となる学校か、生徒側の要件はどうか、授業料以外に自己負担があるかを入学前に確認しておく必要があります。

サポート校は、提携している通信制高校の学費に加えてサポート校の費用がかかる場合があります。合計でいくらになるかを、通信制高校本体とサポート校の両方に聞いておくと、後から驚かずに済みます。

学費を見るときは、授業料だけでなく、入学金、施設費、教材費、スクーリングにかかる交通費、サポート校の費用も合わせて確認しておくと安心です。体調面で通学回数を少なくしたい場合でも、コースによって費用が変わることがあります。

今の時点で分かっていないことについて

この記事で整理した情報は、各校の公式サイトや公式ブログなどで確認できる範囲をもとにしています。ただし、起立性調節障害への個別配慮の内容・午後登校の具体的な運用・体調不良時のスクーリング代替対応・学習サポートの範囲は、各校に直接確認が必要な項目です。

コース名・通学頻度・スクーリング条件・学費・キャンパスの場所は、年度ごとに変わる可能性があります。最新の募集要項や個別相談のページは、それぞれの学校公式サイトでご確認ください。

また、学校への配慮依頼や診断書の扱いについては、各校の対応が異なります。主治医と相談しながら、学校への連絡内容を決めることをおすすめします。

保護者が学校へ相談するときに気をつけたいこと

「どうすれば入れますか」よりも、「うちの子の状況でどういう通い方ができますか」という聞き方のほうが、担当者も答えやすいことがあります。症状の概要を簡単に伝えたうえで、具体的な条件を一つずつ確認してみてください。

そのとき、体調のことだけでなく、学習面の不安も一緒に伝えておくとよいと思います。たとえば、「中学校の内容に抜けがある」「午前中は動きにくい」「レポート提出のペースが心配」など、今困っていることを具体的に話すと、学校側も対応を説明しやすくなります。

一度の電話や説明会ですべてを聞き切ろうとせず、気になる点を二つか三つに絞って聞くほうが、相談の手ごたえが出やすいです。個別相談の場を設けている学校も多いので、まずそこを予約するだけでも一歩になります。

まず一つの学校に問い合わせてみること

学校の名前を並べるより、気になった一校に問い合わせてみることのほうが、具体的な情報は集まりやすくなります。ウェブサイトで分からないことは、電話か個別相談で確認する。スクーリングの時間帯だけでも先に聞いておくと、その後の判断がだいぶしやすくなります。

わたし自身も、何かを決めるときはまず行きやすいかどうかから見る癖があります。学校選びも似ていて、通えそうな時間帯があるかを先に確認できると、それだけで候補が絞れてきます。

ただ、起立性調節障害の子の場合は、「通えそう」だけで決めず、「無理なく学べそうか」も一緒に見ておきたいところです。体調に合わせた登校のしやすさと、勉強でつまずいたときに相談できる環境。この二つを分けて確認しておくと、入学後の不安を減らしやすくなります。

焦らなくて大丈夫です。一度に全部決めなくてもいいので、今週末に一校だけ公式サイトで募集要項や個別相談ページを見てみる。できれば、スクーリングの時間帯と学習サポートの二つだけでも聞いてみる。そのくらいの一歩から始めてみてください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「東区どさんこプレス」ハル

札幌生まれ札幌育ちのどさんこライターのハルです。地域情報メディア『東区どさんこプレス』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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