防災士に興味はあるけれど、資格を取るまでに何を学ぶのか、札幌ではいつ受けられるのか。調べ始めると、日程や費用、救急救命講習まで気になることが増えて、申し込みまで進めずに止まってしまうことがあります。
地域情報メディア『東区どさんこプレス』のエリア担当ライター、ハルです。わたしは車で区内を動くときも、行き先だけでなく寄りやすさや帰り道を先に見てしまいます。冬なら、雪の日でも無理なく行けそうかまで気になるところです。
今回は、防災士になるまでの流れと費用に加えて、札幌で予定されている研修の日程も確認しました。また、札幌市が行っている「防災リーダー研修」と防災士資格の研修は別のものなので、その違いも整理します。
防災士は暮らしや地域の備えに生かす民間資格
防災士は、日本防災士機構が認証する民間資格です。災害への備えや、災害時の助け合いについて学び、自分や家族、地域や職場での防災に生かします。
資格を取ることで消防士のような公的権限が得られるものではありません。また、防災士になったからといって、危険な現場で一人で対応することが求められるものでもありません。
- 防災士の学びを生かせる場面
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自宅の備蓄や避難方法を見直したり、地域や職場での防災活動を考えたりするときの知識として生かせます。
資格を取ることだけを先に考えるより、「何のために学びたいか」を一度思い浮かべると、講座も選びやすくなります。自宅の備えを見直したいのか、地域の防災活動に関わりたいのかでも、資格取得後にやってみたいことは変わりそうです。
防災士になるまでの基本は三つ
一般的な方法で防災士資格を取得する場合、大きく三つの要件があります。
日本防災士機構が認証した研修機関の防災士養成研修講座を受講し、研修履修証明を取得します。
研修を履修したうえで、防災士資格取得試験を受験します。
心肺蘇生法やAEDを含む、認証要件を満たした救急救命講習を修了します。
三つの要件を満たしたあと、日本防災士機構へ認証登録を申請し、防災士として認証されます。
救急救命講習の修了証を自分で用意する場合は、認証登録申請時に5年以内に発行されたもので、発行者が定める有効期限内であることなどの条件があります。以前に救命講習を受けている人は、その修了証が使えるか確認しておきたいところです。
札幌では11月と2027年2月のコースが受付中
資格取得の流れが分かっても、札幌で実際に受けられる日がなければ予定は立てにくいものです。そこで、防災士研修センターのコース日程を確認しました。
2026年8月31日時点では、札幌市中央区のアスティホールを会場とする札幌コースが二つ受付中となっています。
- 札幌11月平日コース
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2026年11月2日(月)・3日(火)の2日間。アスティホールで開催予定で、2026年8月31日時点では受付中です。救命講習付きのコースとして案内されています。
- 札幌2月土日コース
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2027年2月20日(土)・21日(日)の2日間。こちらもアスティホールで、2026年8月31日時点では受付中です。救命講習付きとなっています。
一方、2026年10月3日(土)・4日(日)の札幌コースは、確認した時点ですでに満席・受付終了でした。数か月先の講座でも埋まる場合があることが分かります。
受付状況は随時変わり、会場が変更されたり、コースが中止になったりする可能性も案内されています。申し込むときは、最新のコース日程を公式ページで確認してください。
札幌の受付中コースは救命講習付き
今回確認した札幌11月コースと札幌2月コースには、「救命講習付き(全員必修)」と表示されています。
防災士研修センターでは、この表示があるコースについて、2日間の会場研修の中に救急救命講習を組み込んで開催すると案内しています。
別の日に救急救命講習を探す必要があるのか気になっていた人には、確認しておきたいポイントです。ただし、すべての会場・コースに救命講習が含まれているわけではないため、自分が申し込む回の表示を確認します。
試験は30問で24問以上の正解が合格基準
防災士資格取得試験は3択式で30問が出題され、24問以上の正解が合格基準とされています。
防災士研修センターの一般的な講座では、会場研修の最終日に同じ会場で試験が行われます。
研修当日だけ予定を空ければよいわけではなく、申し込み後には教本を使った事前学習もあります。わたしも最初は「2日間なら予定に入れられるかな」と日付ばかり見ていましたが、その前の勉強時間まで含めて考えたほうが現実的です。
資格取得までの費用は現在63,800円
防災士研修センターでは、防災士資格取得までに必要な費用の総額を63,800円と案内しています。
内訳は、研修講座受講料と消費税、防災士資格取得試験の受験料3,000円、資格認証登録料5,000円です。
これは札幌市が決めている料金ではなく、防災士研修センターで受講する場合の現在の費用です。料金が変更される可能性もあるため、申し込み時に最新の金額を確認してください。
- 受けたいコースが現在受付中か
- 開催日と会場
- 救命講習が含まれているか
- 資格取得までにかかる費用
- 入金期限と事前学習
札幌11月・2月コースでは、入金締切日が「申込日から3日以内」と案内されています。申し込みボタンを押す前に、支払いまで進められるタイミングかも確認しておくと慌てずに済みます。
2月に受けるなら雪の日の移動も予定に入れる
2027年2月の札幌コースは、雪の多い時期です。わたしなら日程を予定表に入れるときに、会場までどう行くかも一緒に考えます。
車で向かうつもりでも、公共交通を使う場合の行き方を一度見ておく。朝の移動時間に余裕を持てそうか確認する。冬の札幌では、こうしたところも講座選びの一部になりそうです。
ハル2月なら研修内容だけでなく、会場までの行き方も見ておきたい
札幌市の「防災リーダー研修」は防災士資格とは別
札幌の防災について調べると、「防災リーダー研修」という言葉も出てきます。名前が似ていますが、防災士資格を取るための研修とは別のものです。
札幌市は、防災リーダー研修を、町内会による自主防災活動を積極的に進めるため、その中心的な役割を担う防災リーダーの研修として案内しています。
公式ページを見る限り、一般の人が個人で資格取得のために申し込む講座として紹介されているものではなく、町内会などの自主防災活動につながる研修として位置づけられています。
実施時期や申込方法などについては、各区役所の総務企画課へ問い合わせるよう案内されています。町内会として研修を検討している場合や、地域の防災活動に関わっていて詳しく知りたい場合は、住んでいる区の窓口で確認する流れになります。
個人の資格取得と町内会の活動を分けて探す
ここを分けて考えると、札幌の防災情報は探しやすくなります。
個人で防災士資格を取りたい場合は、日本防災士機構の認証研修機関や防災士研修センターなどの講座日程を見る。町内会として自主防災活動を進めたい場合は、札幌市の支援策や各区役所の案内を見る、という分け方です。
わたしも最初に名前だけを並べて見ると、どちらも「防災を学ぶ研修」に見えました。目的を分けてから調べると、個人で申し込むものと地域活動として確認するものが整理しやすくなります。
札幌なら積雪や停電時の寒さも自分ごとになる
札幌で防災を考えると、地震や風水害だけでなく、積雪、暴風雪、停電したときの寒さも暮らしに近いテーマです。
冬に停電したら家のどこで過ごすのか。防寒着や手袋、帽子、カイロはすぐ取り出せるか。雪が多い日に避難するとしたら、普段使っている道をそのまま通れるのか。
猫と暮らしているわたしは、人の防寒を考えると、猫が寒さを避けられる場所も一緒に気になります。資格の勉強を「自分の家ならどうするか」に置き換えると、普段の備えも見直しやすくなります。
資格を取った後の関わり方は一つではない
防災士になったからといって、すぐに町内会などで役を引き受けなければならないわけではありません。
自宅の備蓄を見直す。家族との連絡方法を決める。地域の防災訓練の日程を見る。避難場所まで一度歩いてみる。自分の生活の中で学んだことを使うところから始める方法もあります。
その先で地域活動に興味が出てきたら、町内会でどんな防災活動をしているのか確認してみる。資格取得と地域参加を最初から一つにしなくても、自分に合う順番で考えられます。
資格がなくても今日から確認できることはある
もちろん、防災士の資格がなければ地域防災を始められないわけではありません。
自宅近くの避難場所を見る、家族の連絡方法を話す、備蓄を一つ確認する。普段歩く道で、冬に通りにくくなりそうな場所を思い浮かべる。こうした確認も暮らしに近い防災です。
防災士は、防災を体系的に学びたい人が選べる入口の一つです。資格を取るかどうかは、その内容や日程、費用を見てから決めても遅くありません。
札幌で受けるなら、まず日程と受付状況を見る
2026年8月31日時点では、札幌では11月2日・3日の平日コースと、2027年2月20日・21日の土日コースが受付中でした。
平日の11月なら予定を空けられるのか。土日の2月なら雪の日の移動も含めて通えそうか。まずは二つの日程を予定表に置いてみると、受講するかどうかを考えやすくなります。
受付状況は変わります。申し込むときは、開催日、現在の受付状況、会場、費用、救命講習の有無、入金期限を公式ページでもう一度確認してください。
迷っているなら、まず日程を見るところから
資格に興味を持っても、「本当に取るかな」と迷っているうちは、すぐ申し込みまで進まなくてもいいと思います。
わたしならまず、受けられそうな日があるかを見ます。その次に費用と事前学習、会場までの移動を見る。そこまで確認して、自分の暮らしに入りそうなら申し込みを考えます。
防災士資格を取りたい人と、町内会で地域防災に取り組みたい人では、見るべき研修も違います。自分が今知りたいのはどちらなのかを決めるだけでも、次に開くページが分かりやすくなります。













