夏になってエアコンをつけようとしたところ、リモコンが動きませんでした。確認してみると電池が切れていて、新しい電池に交換することに。
地域情報メディア『東区どさんこプレス』のエリア担当ライター、ハルです。エアコンのリモコンだけでなく、ガスコンロの乾電池や車のスマートキーから外した丸い電池など、気づけば使用済みの電池が家の中にたまっていることがあります。
ひとまとめにしておくと、「これはごみステーションに出せる?」「回収ボックスへ持って行くもの?」と迷いやすいですよね。
札幌市では、乾電池、コイン電池、ボタン電池、小型充電式電池、モバイルバッテリーで出し方が異なります。この記事では、家庭で出やすい電池を見分けるところから、端子をテープで保護する理由、出し先を確認する順番までまとめます。
札幌市では電池の種類によって出し先が違う
最初に確認したいのは、すべての電池をごみステーションへ出せるわけではないことです。
札幌市では、単1・単2・単3・単4などの筒型乾電池と、型式番号がCR・BRのコイン電池は、決められた方法でごみステーションへ出せます。
一方、型式番号がSR・LR・PRのボタン電池、小型充電式電池、モバイルバッテリーは、ごみステーションでは収集されません。回収協力店や札幌市が案内する回収拠点へ持ち込みます。
- 筒型乾電池:びん・缶・ペットボトルの日に別袋で出す
- コイン電池:燃やせないごみの日に指定ごみ袋で出す
- ボタン電池:ボタン電池回収協力店へ持ち込む
- 小型充電式電池・モバイルバッテリー:回収協力店や指定された回収拠点へ持ち込む
形が似ている電池もあるため、見た目だけで決めず、電池に書かれた型式番号やリサイクルマークを見るのが分け方の第一歩です。
ガスコンロなどの筒型乾電池は別袋で出す
ガスコンロや懐中電灯、おもちゃ、時計、リモコンなどから出やすいのが、単1から単5、角型9Vなどの使い捨て乾電池です。
札幌市では、筒型乾電池を「びん・缶・ペットボトル」の収集日に無料で回収しています。
ただし、びん・缶・ペットボトルと同じ袋には入れません。筒型乾電池だけを透明または半透明の別袋へ入れ、地域の収集日に合わせてごみステーションへ出します。
エアコンのリモコンから外した単3電池や、ガスコンロから外した単1電池は、同じ筒型乾電池としてまとめられます。袋へ入れる前に、電極部分をテープで保護しておきます。
収集日は地域によって異なるため、手元の家庭ごみ収集日カレンダーか札幌市の公式ページで確認してください。
スマートキーの丸い電池は型式番号を確認する
車のスマートキーや腕時計などから外した丸い電池は、まとめて「ボタン電池」と呼びたくなりますが、札幌市では型式番号によって出し方が分かれます。
電池の表面に「CR」または「BR」と書かれているものはコイン電池です。セロハンテープなどで電極面を保護し、有料の指定ごみ袋へ入れて、燃やせないごみの日に出します。
「SR」「LR」「PR」と書かれているものはボタン電池です。札幌市では収集していないため、電池工業会のボタン電池回収協力店へ持ち込みます。
スマートキーに使われている電池の種類は車種などによって異なります。「車の鍵から外したから、この出し方」と判断せず、まず型式番号を確認すると分けやすくなります。
- CR・BR
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コイン電池。端子を保護して、燃やせないごみの日に指定ごみ袋で出します。
- SR・LR・PR
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ボタン電池。ごみステーションへは出さず、ボタン電池回収協力店へ持ち込みます。
なぜ電池の端子をテープで保護するのか
使い終わった電池でも、電気が完全になくなっているとは限りません。
電池の+極と−極が、ほかの電池や鍵、クリップなどの金属を通してつながると、ショートして発熱するおそれがあります。電池が複数入った袋や容器の中では、移動した拍子に端子同士が触れる可能性もあります。
そのため札幌市では、使い終わった電池の電極部分を、セロハンテープやビニールテープなどで絶縁するよう案内しています。
筒型乾電池は、両端にある+極と−極を覆います。角型9V電池は二つの端子が同じ側に並んでいるため、両方が隠れるように貼ります。コイン電池やボタン電池は、上下の電極面が露出しないようにテープでくるみます。
わたしは、リモコンやガスコンロから電池を外した時点で端子にテープを貼るようにしています。使用済み電池を入れる容器の近くにテープを置いておくと、後からまとめて作業せずに済みます。
ただし、膨張、変形、破損、液漏れが見られる電池は、無理に押さえたりテープを巻いたりせず、先に札幌市や回収先へ扱い方を確認してください。
充電式電池とモバイルバッテリーはごみステーションへ出さない
繰り返し充電して使う電池には、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などがあります。
スマートフォンの周辺機器、コードレス家電、デジタルカメラ、電動工具などから外した小型充電式電池と、モバイルバッテリー本体は、ごみステーションへは出せません。
リサイクルマークがあり、破損や膨張などが見られないものは、JBRCの回収対象かを確認して回収協力店へ持ち込みます。
JBRCの回収対象は、リサイクルマークの有無だけでは決まりません。JBRC会員企業の製品であること、ニカド電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池のいずれかと分かること、破損や水濡れ、膨張などがないことも確認します。
モバイルバッテリーは、中の電池を取り出そうとせず、本体のまま持ち込みます。回収対象や受付方法は店舗ごとに異なる場合があるため、出かける前にJBRCの協力店検索と店舗の案内を確認しておくと無駄足を防げます。
膨らんだ電池や液漏れした電池を見つけたとき
古い乾電池のまわりに白い粉や液が付いていたり、モバイルバッテリーが膨らんでいたりするときは、正常な使用済み電池とは分けます。
破損、膨張、液漏れがある小型充電式電池やモバイルバッテリーは、通常のJBRC回収協力店では受け付けられない場合があります。
札幌市では、市役所本庁舎、清掃事務所、地区リサイクルセンターなど、異常がある電池やリサイクルマークのない電池を持ち込める回収拠点を案内しています。
回収場所や店舗の対応は変わる可能性があるため、実際に持ち込む前に、札幌市の最新の回収拠点一覧を確認してください。液漏れした部分には素手で触れず、正常な電池と同じ容器には入れないようにします。
電池が入った小型家電も確認する
おもちゃ、時計、リモコンなどの小型家電を片づけるときは、電池が入ったままになっていないか確認します。
簡単に取り外せる電池は、本体から外して種類に合った方法で出します。本体は札幌市の分別ルールに沿って処分するか、小型家電の回収拠点へ持ち込みます。
ハンディファン、電気シェーバー、ワイヤレスイヤホンなど、製品を分解しなければ電池を取り外せないものは、無理に開けません。札幌市では、電池が付いた状態で持ち込める小型家電回収拠点も案内しています。
モバイルバッテリーは小型家電の回収品ではなく、電池として回収先を確認する必要があります。見た目が小型家電に近くても、同じ回収箱へ入れないようにします。
使用済み電池を家で保管するときの分け方
電池は種類ごとに収集日や持ち込み先が違うため、最初からすべてを同じ容器へ入れないほうが、出すときに仕分けやすくなります。
わたしの家では、筒型乾電池と、充電式電池・モバイルバッテリーの置き場所を分けています。丸い電池は、型式番号を確認してから、それぞれの場所へ入れるようにしています。
直射日光が当たる窓際や、高温になりやすい車内、水にぬれる場所は避け、子どもやペットが触れにくい場所に置きます。鍵やクリップなどの金属も一緒に入れません。
膨張や液漏れなどの異常がある電池は、ほかの使用済み電池と分け、長くため込まずに回収先を確認します。
迷ったときは3つの順番で確認する
家の中からいくつかの電池がまとめて出てきたときは、種類、状態、出し先の順で見ると整理しやすくなります。
筒型乾電池、CR・BRのコイン電池、SR・LR・PRのボタン電池、小型充電式電池、モバイルバッテリーに分けます。
膨張、変形、破損、液漏れがないかを確認します。異常があるものは正常な電池と分けます。
異常がない電池は端子をテープで絶縁し、札幌市や回収団体の最新情報を確認して出します。
丸い電池は見た目だけで決めず、CR・BR・SR・LR・PRなどの型式番号を確認するのがポイントです
まずは使用済み電池の置き場所を決める
エアコンのリモコンの電池交換をきっかけに家の中を見てみると、ガスコンロや時計、スマートキーなど、電池を使っているものが意外と多くあります。
電池を交換したときに、そのまま引き出しへ置くのではなく、型式番号を確認して端子をテープで保護し、種類ごとの容器へ分けておくと、次の収集日や買い物のついでに持ち出しやすくなります。
まずは「筒型乾電池用」と「充電式電池・モバイルバッテリー用」の置き場所を決め、近くにテープを用意するところから始めてみるとよさそうです。
出し方や回収拠点は変更される可能性があります。実際に出す日には、電池の種類、地域の収集日、持ち込み先の受付状況を札幌市や回収団体の公式情報で確認してください。












