【札幌市東区】道立高校3校を比較|偏差値・内申ランクと学校の特色

中学の三者面談が近づくと、偏差値や内申ランクが書かれた資料を持ち帰ってくることがあります。数字を見ても、このままでよいのか、もう少し上を目指せるのか、すぐには決められないご家庭も多いのではないでしょうか。

5年ほど前、知り合いの方が、息子さんの志望する高校を11月になっても決めきれず、親子で悩んでいました。高校選びは、子ども本人だけでなく、そばで見守る親にとっても迷いの多い時期です。

東区どさんこプレスのハルです。東区に住んで十数年、区内を車で回ることも多くあります。何かを決めるときは、まず手元の数字を確認して、そのあとに実際の生活を思い浮かべながら考えるようにしています。

この記事では、札幌市東区にある道立高校三校の偏差値と北海道の内申ランク、数字だけでは分からない各校の特色を整理しました。高校を決めるための答えではなく、親子で話し始めるときの材料として読んでいただけたらと思います。

目次

札幌市東区にある道立高校は三校です

札幌市東区にある道立高校は、札幌丘珠高校、札幌東豊高校、札幌東陵高校の三校です。

対象校

札幌丘珠高校、札幌東豊高校、札幌東陵高校

情報確認日

偏差値と各校の公式情報は、2026年7月8日に確認しました。

偏差値の扱い

民間サイトに掲載された参考値です。北海道教育委員会や高校が定めた合格ラインではありません。

三校の偏差値を早見表で確認します

2026年度版として掲載されている数値を一覧にすると、三校のおおまかな位置を比べやすくなります。

学校名設置区分民間2サイトの掲載偏差値
札幌丘珠高校道立45
札幌東豊高校道立38
札幌東陵高校道立48

みんなの高校情報とスタディチェーンでは、確認した時点で三校とも同じ数値が掲載されていました。ただし、偏差値は模試を受けた人の集団や算出方法によって変わります。

この数字だけで合格の可能性や学校の良し悪しを判断することはできません。現在の内申、模試の結果、入試当日の点数、学校ごとの選抜方法を分けて見ていく必要があります。

AからMは偏差値ではなく内申ランクです

北海道の高校受験では、「Aランク」「Cランク」のようなアルファベットをよく目にします。これは偏差値をアルファベットに置き換えたものではなく、中学校の評定から計算する内申ランクです。

内申点は、中学三年間の九教科の評定をもとに計算します。1年生の評定合計を2倍、2年生を2倍、3年生を3倍にして足し、最高は315点です。

その点数を20点ごとに区切り、AからMまでの十三段階で表したものが内申ランクです。

ハル

数字は偏差値、アルファベットは内申ランク。まずは別々の材料として見ます

「Cランクなら偏差値はいくつ」と置き換えたくなりますが、二つは計算のもとになる情報が違います。模試の偏差値と学校の評定は、それぞれ分けて確認したほうが迷いにくくなります。

一般選抜では内申と当日点の両方を見ます

北海道の公立高校一般選抜は、内申点だけ、または当日の学力検査だけで決まる仕組みではありません。

  • 募集人員の約70%は、各教科の評定と学力検査の成績を同等に見ます
  • 約15%は、個人調査書などを重視して選抜します
  • 約15%は、学力検査の成績を重視して選抜します

残り約30%の枠で、内申と学力検査をどの割合で見るかは学校によって異なります。

令和9年度の学校裁量は三校で異なります

2027年度入試に向けて公表された実施予定では、三校の比率は次のようになっています。

学校名個人調査書などを重視する枠
評定:学力
学力検査を重視する枠
学力:評定
札幌丘珠高校8:28:2
札幌東陵高校9:16:4
札幌東豊高校6:49:1

同じ内申ランクでも、当日点や学校ごとの比率によって評価は変わります。ただし、当日点が高ければ必ず逆転できるという意味ではありません。

この比率は2027年度の「実施予定」です。今後変更される可能性もあるため、出願前には北海道教育委員会と各校が公表する最新情報を確認してください。

偏差値だけでは分からない三校の特色

三校は同じ普通科の道立高校ですが、科目の選び方や探究活動、卒業後の進路支援には違いがあります。

札幌丘珠高校は外国語と高大連携に特色があります

札幌丘珠高校では、進路や興味に応じて「数理」「国際・文化」「人文・社会」の三つのブロックから学びを組み立てる仕組みを設けています。

教育課程には中国語、韓国語、ロシア語などの選択科目もあり、英語以外の言語や文化に触れられる点が特徴です。

大学との連携にも取り組んでおり、出前授業や大学の教員・学生との交流が行われています。2025年3月には札幌国際大学と包括連携協定を結び、出前授業、部活動支援、教育実習、高大接続に関する連携を進めることが発表されました。

外国語や国際交流に興味がある場合は、希望する科目が入学年度にも開講されるか、何年生から選べるかを学校案内で確認しておくと安心です。

札幌東陵高校は単位制と探究活動が特徴です

札幌東陵高校は、2013年度から普通科単位制を導入しています。卒業に必要な科目を履修しながら、進路希望や興味に応じて選択科目を組み合わせて学ぶ仕組みです。

単位制といっても、すべての授業を自由に決めるわけではありません。必修科目や年次ごとの選択枠があるため、希望する進路に必要な科目を選べるか、教育課程表で確認する必要があります。

授業の「総合的な探究の時間」に加え、さらに探究を深めたい生徒が放課後に活動する「探究局」もあります。地域や社会の課題をテーマに調査し、大学の先生や地域の方から助言を受けながら考えを深める活動です。

地域とのつながりでは、学校開放講座の充実を目指す「東陵VISITORプロジェクト」もあります。学校の施設や人材を、地域住民や生徒の学びに活用する取り組みです。

2026年7月には札幌大学と高大連携協定を結び、探究学習の充実を軸に、大学の教員や学生から助言を受けたり、大学の施設や資料を活用したりする取り組みを進めるとしています。

札幌東豊高校は進学と就職の両方を見据えています

札幌東豊高校は、大学進学だけでなく、専門学校や就職を含めた幅広い進路を考える学校です。

学校は「進路決定100%」を目標に掲げ、地域と連携したキャリア教育や、計画的な進路相談・面談を進めています。これは進路決定を保証する意味ではなく、一人ひとりの進路を支援する学校の方針として示されているものです。

学校公式情報では、進学希望者と就職希望者に分かれた進路説明会や、3年生を対象にした模擬面接などが紹介されています。

進学だけに絞らず、就職も現実的な選択肢として考えているご家庭は、就職活動が始まる時期、企業見学や面接指導の流れ、進学希望から就職希望へ変更した場合の支援などを説明会で聞いておくとよさそうです。

三校を比べるときは数字以外も並べます

偏差値が近いかどうかだけでは、お子さんが三年間通う学校として合うかは分かりません。家庭で比較するときは、次の四つを同じ紙に並べると整理しやすくなります。

  1. 現在の内申ランクと模試の偏差値
  2. 学べる科目や探究活動
  3. 大学・専門学校・就職への進路支援
  4. 冬を含めた通学時間と乗り換え

夏には通いやすく感じても、冬はバスの遅れや徒歩区間の雪で負担が変わることがあります。東区内の高校を選ぶ場合も、平日の登校時間に合わせて経路を一度確認しておくと、入学後の生活を想像しやすくなります。

検索するときは似た校名にも注意します

札幌東高校は名前に「東」がついていますが、東区ではなく白石区にある道立高校です。

札幌東高校、札幌東陵高校、札幌東豊高校は検索結果で並ぶことがあります。資料を見るときは、校名だけでなく住所や学校公式サイトまで確かめておくと間違いを防げます。

出願前に確認する順番

STEP
各校の学校案内を開きます

教育課程、進路実績、学校説明会、通学方法を確認します。希望する科目や活動が現在も行われているかを見ておきます。

STEP
北海道教育委員会の入試情報を見ます

募集人員、学校裁量、面接の有無、出願日程など、志望年度の情報を確認します。

STEP
中学校や学校説明会で質問します

資料だけでは分からない点は、中学校の進路担当や高校の説明会で確認します。科目選択、講習、就職支援、冬の通学について聞いておくと判断しやすくなります。

高校選びで迷っているご家庭へ

5年ほど前に知り合いの方が悩んでいた姿を思い出すと、高校選びには「この学校で本当によいのだろうか」という不安がつきものなのだと感じます。

偏差値は、学校を調べ始めるための一つの目安です。そこに内申ランク、学校ごとの選抜方法、学べる内容、卒業後の進路、毎日の通学を重ねると、お子さんに合いそうな学校が少しずつ見えてきます。

親が先に答えを決めるのではなく、まずは三校の公式サイトを一緒に開き、「ここで何を学びたいか」「三年間通えそうか」を話してみるところからで大丈夫です。

この記事が、高校を決めるための小さな手がかりになり、親子で落ち着いて話すきっかけになればうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「東区どさんこプレス」ハル

札幌生まれ札幌育ちのどさんこライターのハルです。地域情報メディア『東区どさんこプレス』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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