海外旅行や出張の予定が出てきたとき、「そういえばパスポートってどこで取るんだろう」と気になりはじめる。そういう方は少なくないと思います。更新ではなく新規の場合、書類の種類や写真の条件、受け取りまでの流れがよく分からないまま、手続きが後回しになりがちです。
地域情報メディア『東区どさんこプレス』エリア担当ライターのハルです。わたしは車で区内を動くことが多く、窓口に向かうときも「どこに行けばいいか」「駐車場はあるか」を先に確認しておくタイプです。パスポートの手続きも、動く前にある程度の流れが見えていると、当日に慌てなくて済みます。
この記事では、札幌市でパスポートを新規申請するときの窓口、必要書類、写真、受け取りまでの流れを順に整理します。新規申請はオンラインでも可能ですが、この記事は窓口での書面申請を中心にしています。制度や混雑状況は変わるため、申請前に公式案内で最終確認してください。
札幌市の申請窓口はどこにあるか
札幌市に住民登録がある方が窓口で書面申請する場合、申請先は北海道パスポートセンターです。東区でも西区でも、区ごとに窓口が分かれているわけではなく、同じ場所に向かいます。
場所はアスティ45ビル4階(札幌市中央区北4条西5丁目1番地)。ビル地下1階はJRタワースクエア「アピア」と直結しており、地下鉄さっぽろ駅から徒歩約3分、JR札幌駅南口から徒歩約5分と案内されています。
車で向かう場合、アスティ45の地下駐車場は有料です。北海道庁の来庁者駐車場は平日のみ利用できる案内となっており、日曜日は利用できません。車で受け取りに行く方は、駐車場所と料金を出発前に確認しておくと迷いにくいです。
申請と受け取りで時間帯が違う
迷いやすいのが、窓口での申請と受け取りで受付時間が異なる点です。ここは先に確認しておくと、空振りせずに済みます。
- 申請の受付
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月曜~金曜 午前9時~午後4時30分(土日・祝日・年末年始は休み)
- 受け取りの受付
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月曜~金曜 午前9時~午後6時、日曜 午前9時~午後5時(土曜・祝日・年末年始は休み。祝日と日曜日が重なる日は受け取りのみ対応)
日曜日はパスポートの受け取りのみで、申請の手続きは取り扱っていません。平日に窓口申請を済ませておき、受け取りを日曜日にすることはできますが、逆はできません。事前に把握しておくと計画が立てやすいです。
新規申請で用意する書類の種類
窓口で新規申請する場合に必要になる主な書類は、公式案内では次のように示されています。内容は変わることがあるため、申請前に北海道パスポートセンターの公式ページで最新版を確認してください。

- 一般旅券発給申請書(窓口や市町村役場、外務省HPで入手)
- 戸籍謄本(全部事項証明書)1通
- 写真1枚(縦45mm×横35mm)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
北海道内に住民登録があり、転入届を提出した当日でなければ、住民基本台帳ネットワークで確認できるため、住民票は通常必要ありません。居所申請など、状況によって必要になる場合は公式案内で条件を確認してください。
マイナンバーカードと対応するスマートフォンを使うオンライン新規申請では、戸籍情報がシステム連携されるため、紙の戸籍謄本原本の提出は不要です。窓口申請とは準備するものや交付予定日の確認方法が異なるため、公式のオンライン申請案内も見比べてみてください。
戸籍謄本と本人確認書類で迷う場面
戸籍謄本と戸籍抄本は名前が似ていますが、窓口での新規申請には戸籍謄本(全部事項証明書)1通が必要です。戸籍抄本では受け付けてもらえないため、取得するときに種類を確認しておきたいところです。
本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなど、公式案内で1点確認の書類に指定されている原本があれば1点で足ります。これらを持っていない場合は、健康保険の資格確認書などを組み合わせる方法があります。組み合わせには条件があるため、判断しにくい場合は事前に窓口へ確認しておくほうが確実です。
写真で差し戻しになりやすい条件
公式案内には「不適当な写真」として細かい基準が列挙されています。サイズは縦45mm×横35mmで、顔の縦の長さが34±2mmに収まること。背景と人物の境目が分かりにくいもの、眼鏡のレンズに光が反射しているもの、カラーコンタクトレンズや瞳の縁を強調するコンタクトレンズを着けた写真は不適当とされています。
写真は申請書に貼らず、裏面下部に名前を記入してから持参します。すでに貼り付けてしまった場合は、無理にはがさず、そのまま窓口へ持っていきます。写真専用紙以外に印刷したものは不適当とされているため、コンビニなどで印刷するときは、紙の種類と仕上がりを確認してください。
無人の証明写真機や自宅での撮影では規格に合うか不安という方は、写真店で撮影してもらう方法もあります。北海道パスポートセンターが入るアスティ45の地下1階には、パスポート申請用写真を扱う「スタジオカネミチ」があります。わたしなら、撮り直しや再訪問をできるだけ避けたいときは、同じ建物内で写真を用意する方法も検討します。営業時間や料金は、利用前に店舗公式サイトで確認してください。
申請当日から受け取りまでの流れ
窓口で書面申請する場合の流れは、大きく分けると「書類を準備して窓口に行く」「交付予定日を確認する」「受け取りに行く」の三段階です。
戸籍謄本は市区町村の窓口などで取得し、写真は規格に合った写真専用紙で用意します。
平日9時~16時30分の受付時間内に窓口へ。申請書は窓口でも入手できます。
2026年6月30日までの窓口申請は、閉庁日を除き申請日を1日目として9日目が目安です。7月1日以降の窓口申請は約3週間を要する見込みですが、混雑状況によって変わる可能性があります。
受け取りは必ず本人が行います。書面申請の手数料は、受け取り時に収入印紙と北海道収入証紙で支払います。
窓口での書面申請と受け取りは別日になります。受け取りは日曜日も対応しているため、申請を平日に、受け取りを日曜日に分けることができます。オンライン申請の場合も、受け取りは本人が窓口へ行く必要があります。
平日に動きにくいときの見通し
窓口での書面申請は平日のみです。一方、マイナンバーカードと対応するスマートフォンがあれば、新規申請もマイナポータルからオンラインで行えます。平日に窓口へ行きにくい方は、窓口申請とオンライン申請を見比べてから決めるとよさそうです。
窓口申請の締め切りは16時30分です。仕事を少し早めに切り上げて向かう場合は、移動時間が読みにくいですよね。わたしなら、窓口申請を選ぶなら午前中か、時間に余裕を取れる日を選ぶほうが気持ちが楽かなと感じています。
ただし、北海道の公式案内では、現在はオンライン申請のほうが窓口申請より交付まで時間がかかる場合があるとされています。入力内容の修正が必要になると審査が止まるため、出発日が近い方は、交付予定を確認してから申請方法を決めてください。
受け取りは平日18時まで、日曜日は17時まで対応しています。平日の夕方か日曜日を受け取り日として考えておくと、旅行の日程から逆算しやすくなります。
受け取り時に確認しておきたいこと
窓口で書面申請した場合は、申請のときに渡された一般旅券引換証を持参します。受け取りは代理ではなく、必ず申請者本人が窓口へ行きます。
オンライン申請の場合は、マイナポータルを通じて通知された受付票の二次元コードを提示します。表示できない場合に備えて、事前に画面を保存するか印刷しておくと慌てにくいです。
手数料の支払いは受け取り時です。書面申請では、収入印紙と北海道収入証紙で支払います。オンライン申請では、収入印紙と北海道収入証紙のほか、クレジットカードによるオンライン納付を選べる場合があります。支払い方法と購入場所を事前に確認しておくと、当日に迷いません。
手数料の金額と変わる時期の確認
2026年6月18日に北海道庁の「旅券手数料の改定について」を確認したところ、手数料は2026年7月1日以降の申請分から引き下げられると案内されていました。18歳以上の10年旅券の場合、窓口申請は9,300円、オンライン申請は8,900円です。
ただし、6月30日以前に申請し、7月1日以降に受け取る場合は、改定前の料金が適用されます。受取日ではなく、申請した日によって金額が決まるため、申請時期を確認してください。
急ぎの予定があるときに見ておく点
2026年6月18日に北海道庁の公式ページを確認したところ、北海道パスポートセンターの窓口申請は、通常は申請受理から交付まで約2週間のところ、2026年7月1日以降は約3週間を要する見込みと案内されていました。手数料改定に伴う混雑が予想されているため、旅行や出張の予定がある方は早めに動いたほうがよさそうです。
オンライン申請は、システムの混雑や申請内容の確認・修正により、窓口申請よりも交付まで日数がかかる場合があります。急いでいる方は、交付予定を確認したうえで申請方法を選んでください。
窓口申請の受け取り時期は、公式ページの「交付予定表」で確認できます。申請後は、受理番号を使って「パスポート受取可能日検索システム(パスけん)」でも確認できます。
公式情報の確認場所と問い合わせ先
必要書類・手数料・受付時間・交付予定日は変わることがあります。申請前には、北海道パスポートセンターの公式ページ(北海道庁ウェブサイト内)を確認してください。
個別の問い合わせ先として、北海道パスポートセンターの公式ページには011-219-3388が掲載されています。特に、本人確認書類の組み合わせ、居所申請、未成年者の申請などは条件が分かれるため、書類を取りに行く前に確認しておくと二度手間を防げます。
よくある失敗と気になる注意点
見落としやすいのが、窓口で新規申請するときに提出する戸籍謄本の「発行から6か月以内」という条件です。以前取得したものが手元にあっても、日付が古ければ取り直しになります。わたしも別の手続きで一度同じ失敗をしたことがあります。
写真は規格が細かく、条件に合わない場合は撮り直しを求められることがあります。スマートフォンで撮影して印刷する場合も、写真専用紙を使い、顔の大きさや背景、画像の加工・反転がないかを確認してください。
また、写真を申請書に貼るかどうかも迷いやすいところです。公式案内では、写真は貼らず、裏面下部に名前を記入して持参します。すでに貼ってしまった場合は、はがさずそのまま窓口へ持っていけばよいと案内されています。
動き出す前にわたしが見ておく場所
申請前なら、まず北海道パスポートセンターの公式ページにある「交付予定表」を見て、申請予定日から受け取りまでの日数を確認します。申請後は、窓口申請なら「パスけん」、オンライン申請ならマイナポータルの通知を見るという順番です。
窓口で書面申請する予定なら、手元に戸籍謄本があるか、発行から6か月以内かも確認しておきます。オンライン申請を考えている場合は、マイナンバーカードの暗証番号と、使っているスマートフォンが対応しているかを先に見ておくと進めやすいです。
旅行の日程が見えてきたら、まず申請方法と受け取りの目安を確認し、必要なものを一つずつ揃えていけば慌てにくくなります。最初の一歩は、公式ページの交付予定表を見るところからで十分です。












