【札幌市】罹災証明書の申請先はどこ?火災・自然災害の確認先と写真の残し方

災害のあと、倒れた物を片付けたり、壊れた場所を直したりしたくなるものです。ただ、先に片付けてしまうと、罹災証明書の申請や保険会社への連絡で「被害が分かる写真を残しておけばよかった」と気づくことがあります。

『東区どさんこプレス』のエリア担当ライター、ハルです。わたし自身、2018年の北海道胆振東部地震を札幌市東区で経験しました。札幌市東区では震度6弱を観測し、自宅でも強い揺れを感じ、食器棚が倒れました。

そのときは室内の様子に目が向きましたが、朝になってから家の外へ出て、外壁などに異常がないか目で確認しました。幸い、自宅では気になる異常は見つかりませんでした。

ところが、地震から数日たって東区を歩いていると、地震前には気づかなかったひびが入っている建物を何件か見かけたことを覚えています。災害直後だけで、建物の状態をすべて確認できるとは限らないのだと感じた出来事でした。

札幌市で罹災証明書について調べるときは、まず安全を確保し、そのうえで被害の記録を残し、起きた災害に対する札幌市の最新案内を確認する順番が分かりやすいです。

目次

罹災証明書は建物の被害を証明するための書類です

罹災証明書は、災害による住まいなどの被害について、公的な証明が必要な手続きで使われる書類です。支援制度や税の減免などで提出を求められる場合があります。

ただし、罹災証明書を受け取れば、支援金や保険金などを必ず受け取れるという意味ではありません。何の手続きに使うのかによって、対象条件やほかに必要な書類は変わります。

最初に確認したいこと

「罹災証明書が必要と言われた手続きは何か」を確認しておくと、申請先へ相談するときに話が進めやすくなります。

災害の種類や発生時期によって札幌市の受付方法が変わることもあるため、過去の案内をそのまま現在の手続きに当てはめないこともポイントです。

2018年の地震では東区でも震度6弱を観測しました

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震では、札幌市東区でも震度6弱を観測しました。

当時、自宅では食器棚が倒れました。揺れが収まった直後は、まず室内の状態が目に入ります。わたしもその場ですぐ建物全体を確認できたわけではありません。

朝になって周囲の様子を見られるようになってから、家の外壁などを目視しました。自宅では気になる異常は見つかりませんでしたが、それで地域全体に被害がなかったわけではありません。

数日後に東区を歩いたときには、以前は気づかなかったひびが入っている建物を何件か見かけました。ひびの原因まで自分で確認したわけではありませんが、地震のあとに建物を見直すきっかけになったことは覚えています。

この経験からも、災害直後に見た状態だけで「大丈夫だった」と決めず、安全を確認できる範囲であとからもう一度見ておくことは意味があると感じます。

片付けや修理の前に被害を写真に残す

住まいに被害がある場合は、安全を確保したうえで、片付けや修理の前に写真を残しておくと、罹災証明書の申請や保険会社への相談などで状況を説明しやすくなります。

一か所だけを大きく撮るより、建物や部屋の全体が分かる写真と、壊れた場所が分かる近い写真を分けて残すと、あとから見返しやすくなります。

  • 建物の外観が分かる写真
  • 室内全体の様子
  • ひび、破損、水ぬれなどが分かる近い写真
  • 倒れたり壊れたりした家財
  • 撮影した日があとから分かる記録

何枚必要か、どの写真を提出するかは手続きによって異なります。まずは被害の状態が分かるように残し、そのあと申請先や保険会社の案内を確認する形が現実的です。

写真のために危険な場所へ入らない

写真を残したほうがよいと分かっても、壊れた建物の中や屋根の近くまで無理に撮りに行く必要はありません。

地震のあとは、見た目では分からない傷みが残っている可能性もあります。札幌の冬なら、屋根からの落雪や足元の状態にも注意が必要です。

2018年の地震のとき、わたしが自宅の外壁を見たのも朝になってからでした。暗い時間や周囲の安全が分からない状態で、急いで確認する必要はないと思っています。

ハル

写真より先に、自分と家族の安全を確保します

危険を感じる場所では、安全に確認できる範囲にとどめます。自分で近づいてよいか判断できない場合は、行政や消防、管理会社、専門業者などへ相談してから次の行動を決めます。

火災と自然災害では確認先が同じとは限りません

札幌市では、火災によるり災証明について、各区消防署(出張所を除く)または消防局予防部予防課へ申請する案内が出ています。窓口への提出のほか、郵送による申請方法も案内されています。

一方、自然災害は、その災害ごとに札幌市から受付について案内されることがあります。

2018年の北海道胆振東部地震では、札幌市は被害を受けた建物の所在区に応じて市税事務所でり災証明書の申請を受け付けました。ただし、この受付はすでに終了しています。

つまり、「前の地震ではこの窓口だったから、今回も同じだろう」と決めないほうが安全です。自然災害で申請を考えるときは、その時点の札幌市公式ページで対象災害と受付先を確認します。

申請前に持ち物と代理申請も確認する

罹災証明書を申請するときに必要な物は、災害や申請方法によって異なる可能性があります。古い情報を見て、本人確認書類や写真などを自分で決め打ちするのは避けたほうがよさそうです。

家族などが代わりに申請する場合も、委任状などが必要になることがあります。本人が動けないと分かっているなら、出発前に代理申請の方法まで確認しておくと、窓口との往復を減らせます。

火災のり災証明については、札幌市消防局が申請書や委任状の様式を公開しています。郵送の場合は返信用封筒についても案内されているため、実際に申請するときは最新の申請ページを確認してください。

被害の程度は自分だけで決めない

写真を見て「これは大きな被害だ」「この程度なら対象外だ」と、自分だけで罹災証明書の扱いを決める必要はありません。

自然災害の罹災証明書では、必要に応じて建物の被害について調査が行われます。写真はそのときの状態を伝える材料にはなりますが、自分で認定区分を決めるためのものではありません。

わたしなら、「いつ」「どこが」「どのような状態だったか」を写真と一緒にメモしておきます。数日たつと、どの被害をいつ見つけたのか意外と分からなくなるからです。

賃貸住宅なら管理会社への連絡も残しておく

賃貸住宅で壁や設備などに被害がある場合は、自分の判断ですぐ修理を進める前に、管理会社や大家さんへの連絡が必要になることがあります。

そのときも、電話をした日や伝えた内容、送った写真などを残しておくと、あとから「どこまで伝えたか」を確認しやすくなります。

持ち家の場合も、保険会社や修理業者へ相談する前に写真をまとめておけば、同じ説明を何度も繰り返す負担を少し減らせます。

札幌市の公式情報は災害ごとに確認する

札幌市の罹災証明書に関する案内は、火災と自然災害で確認先が違うことがあります。自然災害では、発生した災害ごとに対象や受付場所、受付期間などが案内される場合があります。

過去の地震や大雨について検索すると古い札幌市のページが出てくることもありますが、そのページの受付が今も続いているとは限りません。ページの日付と対象になっている災害を先に見るのがポイントです。

STEP
まず被害の種類と発生日をメモする

火災なのか、地震・大雨・大雪などの自然災害なのか。被害を受けた住所と、いつ被害に気づいたかも一緒に書いておきます。

問い合わせるときは、被害の種類、住所、建物のどこに被害があるか、何の手続きで証明書が必要なのかを伝えます。そのうえで、現在受付中か、どこへ申請するか、何を持っていくかを確認すれば動きやすくなります。

災害直後に全部分からなくても、記録はあとで役に立つ

2018年の地震を経験したとき、わたしも揺れが収まった直後に自宅の状態をすべて把握できたわけではありません。まず目に入ったのは、倒れた食器棚でした。

明るくなってから外壁を確認し、さらに数日後には地域を歩くなかで、建物のひびにも気づきました。

災害のあとは、片付け、家族への連絡、仕事のことなど、同時に考えることが増えます。だからこそ、その場ですべて判断しようとせず、安全な範囲で写真とメモを残しておくことが、あとから状況を整理する助けになります。

まずは安全な場所から残せる写真を

住まいに被害があったとき、最初から申請手続きを全部理解する必要はありません。危険な場所には近づかず、安全な範囲から建物全体や被害箇所の写真を残します。

そのあと、札幌市の公式ページで、今回の災害について罹災証明書の受付が案内されているかを確認します。火災の場合は札幌市消防局の最新案内を確認してください。

わたし自身、2018年の地震では、時間がたってから見直して気づいたことがありました。災害直後に全部を確認できなくても、まず安全を確保し、残せる記録から残しておく。その順番を覚えておくだけでも、次に何を確認すればよいか迷いにくくなると思います。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「東区どさんこプレス」ハル

札幌生まれ札幌育ちのどさんこライターのハルです。地域情報メディア『東区どさんこプレス』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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