休職や休業から戻る前に「復職届」と検索すると、会社へ出す紙なのか、札幌市の窓口へ出す届出なのか、名前だけでは迷います。提出する時期や必要書類も気になるところです。
『東区どさんこプレス』のエリア担当ライター、ハルです。わたしは行き先が分かりにくいと、いったん止まって確認したくなるタイプ。復職の手続きも、まず提出先から見るほうが動きやすいと感じています。
ここでは、勤務先の手続きと行政手続きを分けながら、就業規則で見る場所、休職理由ごとの違い、札幌市の制度が関係する場面を順に確認します。
復職届はまず勤務先で確認する書類
「復職届」という社内書類を使う場合、まず確認するのは勤務先です。病気などの休職を終えて勤務に戻る意思や予定を伝える書類として使われることがありますが、名称や様式、提出の有無は会社によって異なります。
会社によっては「復職願」「職場復帰届」「出勤届」など別の名称を使うこともあります。育児休業や介護休業では、法律に基づく申出や会社からの通知など別の手続きもあるため、「復職届」だけを探すのではなく、勤務先の案内を確認するほうが確実です。
- 最初の連絡先
-
人事、総務、直属の上司など、休職開始時に案内を受けた窓口です。
会社へ出す書類なのに、行政の窓口を先に探してしまうこともありますよね。勤務先から受け取った休職通知やメールが残っていれば、そこに担当部署の案内がないか見直すところからで十分です。
復職届と復職願は会社ごとに扱いが違う
復職届は勤務再開について届け出る書類、復職願は復職を希望する意思を伝える書類として使われることがあります。
ただし、この使い分けに全国共通の決まりがあるわけではなく、会社ごとに扱いが異なります。同じ名称でも、上司への連絡と人事への提出を兼ねる場合があるため、一般的な意味だけで用紙を作らないほうが無理がありません。
| 呼び方 | 勤務先での扱われ方の例 |
|---|---|
| 復職届 | 勤務再開の予定や復職について届け出る書類 |
| 復職願 | 復職を希望する意思を伝える書類 |
| 職場復帰届 | 復帰日などを届け出る書類 |
書類名より勤務先の所定様式を優先するのが分かりやすい進め方です。自分で様式を探す前に、会社が使う名称や提出方法を聞いておくと行き違いを減らせます。
会社ごとに様式が違う理由を知る
休職の種類、就業規則、勤怠の扱い、復帰後の勤務条件は会社によって違います。そのため、提出日、宛先、添付書類まで同じとは限りません。
たとえば、休職中に連絡を取っていた担当者がいても、復帰時は別の部署が受け付けることがあります。わたしなら、ここで一度、以前の連絡先だけに頼らず確認を入れます。
ハル用紙探しの前に、提出先を聞くのが近道です
会社の手続きは、職場の中で予定を共有するためのものでもあります。復職できるかどうかを記事や一般論だけで判断するのではなく、勤務先が案内する流れを確認して進めます。
就業規則で復職時の扱いを読む
就業規則には、休職の期間、復職の申出先、復帰後の勤務、必要書類などが書かれていることがあります。全文を読み込めなくても、休職に関する章を探すと手がかりになります。
見落としやすいのが、休職の開始時に渡された規程や案内です。手元の案内と社内ポータルの規程で内容が違う場合は、どちらが現在の手続きなのか人事へ尋ねておくと安心です。
- 復職の連絡先と提出先
- 提出する時期の目安
- 会社指定の用紙の有無
- 復帰後の勤務に関する記載
就業規則を確認したうえで、現在の社内手続きも担当部署へ聞くと行き違いを減らせます。
休職理由で復職手続きは変わる
病気などによる休職と、育児休業、介護休業では、制度の根拠や確認する書類が同じではありません。ひとまとめにせず、休みに入った理由からたどる必要があります。
育児休業や介護休業には、法律に基づく申出や会社からの通知に関する仕組みがあります。厚生労働省が示している就業規則の規定例にも、育児・介護休業後の部署や職務についての記載例がありますが、実際の扱いは勤務先の規程で確認します。
病気などによる休職では、会社の規程に加えて、復職時に医師の診断書などを求められる場合があります。ただし、必要な書類や内容は一律ではないため、勤務先からの案内を確認して進めます。
会社以外の手続きが関係する場面
復職そのものは勤務先との手続きでも、保育所の利用、給付金、保険などで別の書類が関係することがあります。ここは「復職届」とは別の手続きとして分けて見ます。
育児休業から戻る予定で札幌市の認可保育所等を申し込む場合は、就労証明書のほか、復職を前提とした申立書などが必要になることがあります。勤務先へ作成を依頼する書類と、市へ提出する書類が並ぶ場面なので、申込み前に札幌市の最新案内を確認しておくと安心です。
介護休業についても、会社への申出や通知の仕組みがあります。休業終了後の復帰について何を提出するかは、まず勤務先の担当部署で確認します。
提出時期は担当者へ先にたずねる
復職に関する社内書類の提出時期は「復帰日の何日前」と一律に決まっているとは限りません。勤務先の規程、休職理由、復帰後の勤務予定によって、連絡のタイミングが変わります。
予定日が近づいてから用紙を探すと、誰へ聞くかで止まりがちです。先に連絡先を決めて、いつまでに何を出すのかを聞いておくと、その後の準備がしやすくなります。
休職開始時の通知、メール、規程を見て、案内された窓口を探します。
復帰予定日を添えて、必要な連絡や書類の名前を聞きます。
復帰予定日がまだ決まっていない場合は、その点も含めて相談します。日付を決めてからでなければ連絡できないと考えず、いつまでに何を確認すればよいか聞いておくと動きやすくなります。
必要書類は人事窓口から確認する
必要書類を確認する相手は、人事や総務など勤務先が指定する担当部署です。直属の上司へ先に伝える決まりがある会社でも、書類の様式は別の部署が管理していることがあります。
聞く内容は、復職届などの社内書類の有無、所定様式、提出先、提出方法、添付書類の五つに分けると整理しやすくなります。問い合わせる前にメモしておけば、聞き漏らしも減らせます。
会社から診断書などの案内があった場合は、書類の名称、提出期限、原本か写しかも確認します。医療上のことは医療機関へ、社内手続きについては勤務先へ、それぞれ確認しながら進めます。
札幌市の制度が関係するとき
札幌市で手続きが関係しやすいのは、育児休業からの復職に伴って認可保育所等の利用を希望する場合です。この場合も、会社の復職手続きとは別に市への申請書類を扱います。
札幌市は、認可保育所等の入所申込みで、就労証明書や事情に応じた書類を案内しています。育児休業からの復職を前提に申し込む場合は、就労証明書のほかに申立書が必要となる案内もあるため、申込み時点の公式ページを確認してください。
令和8年4月1日以降に新規入所する場合は、育児休業を終了して復職する時期について札幌市の取扱いが変更されています。入所日によって確認する日付が変わるため、申込み前と入所決定後に市の公式案内を見直しておくと安心です。
公式案内は制度ごとに見分ける
会社の書類は勤務先の就業規則や人事窓口、札幌市の保育手続きは市の公式案内、育児・介護休業制度の基本は厚生労働省の案内を見ると、調べる場所が混ざりにくくなります。
制度のページには、休業を申し出る期限や変更手続きも書かれています。たとえば介護休業では、希望する開始予定日から休業するためには、原則として開始予定日の2週間前までに事業主へ申し出る案内があります。これは介護休業を始める際の申出期限で、復職届の提出期限とは別の話です。
こうした制度上の期限が、そのまま勤務先の復職書類の提出期限になるわけではありません。制度の基本は公式情報で確認し、実際にどの用紙をいつ出すかは勤務先へ聞く、と分けて考えると整理しやすくなります。
復職前に整理しておくと動きやすいこと
まずできることは、休職に入ったときのメールや書類を一つ探し、担当部署の名前をメモすることです。復職届の様式を急いで探す前に、連絡する相手が分かれば、次に確認することも見えてきます。
わたしは、用事の行き先が曖昧なままだと後回しにしがちです。復職の手続きも同じで、勤務先へ確認することと、札幌市など行政へ確認することを分けておくと動きやすくなります。
手元の案内があれば、まず担当部署と復帰予定日を確認してみてください。保育所など別の制度も関係する場合は、そのあとに札幌市などの公式情報を確認すると、必要な書類を整理しやすくなります。













