家族の防災を考えていて「個別避難計画」という言葉を見つけても、誰に関わる制度なのか、名簿とは何が違うのかで手が止まりやすいものです。地域活動で話題になったときも、自己判断で決めてよいのか迷います。
『東区どさんこプレス』のエリア担当ライター、ハルです。わたしは区内を車で回るときも、行き先だけでなく、どこへ聞けば話が早いかを先に見てしまいます。防災の制度も、まず窓口と仕組みを分けて見るほうが落ち着きました。
ここでは、個別避難計画の位置づけ、避難行動要支援者名簿との違い、札幌市で確認したい場所を順にたどります。対象になるかどうかは、札幌市の最新案内や相談先で確かめる前提です。
個別避難計画は一人ひとりの備え
個別避難計画は、災害時の避難に特に支援を要する人について、避難先や避難時の配慮などを平時から記しておくものです。札幌市では「わたしの避難準備シート」という名称でも案内されています。
法律上は、市町村が避難行動要支援者ごとの計画を作成するよう努める仕組みです。札幌市でも対象となる人から作成を進めており、本人の同意が関わることも案内を読むときに外せない部分です。
- 個別避難計画
-
避難先や避難時の配慮などを個別に記すための計画です。
- 避難行動要支援者
-
災害時に自ら避難することが難しく、特に支援を要する人を指します。
名称や年齢だけで対象を自己判断しないことが、この制度では特に大切です。住んでいる場所の災害リスクや心身の状況など、札幌市が示す条件を確認して考える必要があります。
対象の確認は札幌市の案内から始める
2026年8月27日に札幌市の公式ページを確認したところ、現在は、洪水や土砂災害などの危険度が高い区域に住み、一定の心身の状況にも該当する人のうち、作成の同意を得られた人を対象に個別避難計画の作成を進めています。
具体的には、住んでいる区域の災害危険度と、要介護度や障害支援区分などの心身の状況について基準が示されています。条件は今後変わる可能性もあるため、家族が該当するか調べるときは最新の札幌市公式ページで確認するのが確実です。
わたしも最初は、制度名があるなら対象もすぐ分かると思っていました。ところが実際に案内を見ると、年齢や介護サービスの利用だけを見るのではなく、住んでいる場所の災害リスクもあわせて確認する仕組みになっています。
家族のことを調べるときほど、急いで当てはめたくなりますよね。まず住んでいる場所と対象条件を公式案内で確認するという順番なら、思い込みを減らしやすくなります。
名簿と個別避難計画は役割が異なる
迷いやすいのが、避難行動要支援者名簿と個別避難計画を同じものとして受け取ることです。名簿は、災害時の避難支援につなげるため、支援を要する人の情報を把握しておくものです。
一方の個別避難計画は、その人の避難先や避難時に気をつけたいことなどを、個別に書き込むものです。名簿に記載されることと、計画ができていることは別の話になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 避難行動要支援者名簿 | 支援を要する人を把握し、避難支援につなげるための名簿 |
| 個別避難計画 | 避難先や配慮などを個別に記す計画 |
この違いを先に知っておくと、地域の話し合いで聞く言葉も追いやすくなります。名簿の有無だけで、支援内容まで決まっているとは受け取らないほうが自然です。
計画づくりは本人だけで完結しない
個別避難計画には、本人の状況だけでなく、避難先や必要な配慮、支援に関わる人の情報が記される場合があります。札幌市の案内では、住んでいる地域の災害リスクを確認し、避難先や必要な支援について考えながら作成を進める流れが示されています。
ただ、誰が支援に関わるかは、近所に住んでいるから自動的に決まるものではありません。家族や親戚、近所の知り合いなども含め、本人の状況に合わせて考えていくことになります。
ハル名前が似た制度ほど、一度止まって読みたいです
地域の支援体制と計画は別に見ておく
計画に地域の人や団体が関わる場面はありますが、災害時の状況まで事前に決め切れるわけではありません。天候、道路、支援する側の安全などによって、動ける範囲は変わります。
計画があるから必ず支援を受けられる、と受け取らないことも大切です。避難の備えは、行政、地域、本人や家族がそれぞれできることを重ねる形になります。
わたしなら、ここで一度、家の中の備えも見直します。猫と暮らしているので、避難の話をするときは人だけでなく、キャリーやフードを置く場所まで気になるんですよね。
個人情報は共有の範囲を確認する
個別避難計画や名簿には、住所、連絡先、避難に必要な配慮など、扱いに注意が必要な情報が含まれます。平時に誰と共有されるのか、どのような同意が必要なのかは、それぞれの制度の案内を確認しておきたいところです。
同意の有無によって、情報の扱いが変わる場合もあります。地域で確認するときは、支援の方法だけでなく、本人の情報をどう扱うのかまで一緒に聞いておくと分かりやすくなります。
- 情報を誰と共有する予定か
- 同意が必要になる場面はどこか
- 内容を見直す機会があるか
計画の内容は暮らしの変化で見直される
避難先までの移動方法や必要な配慮は、体調、住まい、家族構成、地域の状況で変わることがあります。作成された計画も、一度書いたら終わりではなく、見直しが必要になる場面があります。
引っ越し、連絡先の変更、支援に関わる人の事情など、小さな変化でも内容に関わります。前に聞いた内容をそのまま覚えているより、今の案内を確認するほうが無理がありません。
札幌市の制度案内を探す順番
札幌市で調べるなら、まず市の「避難行動要支援者」や「わたしの避難準備シート」の案内を開くと、制度の全体をつかみやすくなります。名称が少し違って見えても、個別避難計画に関する情報へつながります。
次に、自宅周辺の災害リスク、対象となる条件、同意、情報共有、作成の進み方を読みます。古い資料だけで決めないことも忘れたくないところで、窓口へ聞く前に見ておくと話が早くなります。
個別避難計画と避難行動要支援者名簿の説明を分けて読みます。
制度の内容や対象の案内は更新されることがあります。実際の対象や手続きに関わる話は、その時点の札幌市公式情報と担当窓口で確かめる流れになります。
東区で相談先を探すときの見方
東区の防災に関する一般的な案内は、札幌市東区市民部総務企画課の「安心安全なまち」から確認できます。区の防災情報を探す入口として、まず見ておくと動きやすいですよ。
個別避難計画そのものの制度案内は、札幌市の保健福祉局地域福祉・生活支援課が扱う情報も確認対象です。相談内容によって窓口が異なるため、区の防災情報と市の制度案内を分けて見ると整理しやすくなります。
車で用事を回すときも、寄る先を一か所だけ決めてから出ると気持ちが楽になります。制度についても、最初の問い合わせ先を一つ決めるだけで、次に聞きたいことが見えてきます。
今日できる小さな備えを一つだけ
今日、家族の防災が少し気になったなら、札幌市の公式ページ名をメモに残すところからで十分です。制度名だけを覚えるより、あとで開ける入口を手元に置くほうが役に立ちます。
わたしも、調べ始めた日に全部を読み切ろうとすると、途中で言葉が混ざってしまいます。まず名簿と個別避難計画の違いだけを見る順番のほうが、自分には合っているかなと思います。
スマートフォンや紙のメモに「札幌市 個別避難計画」と一行だけ残しておくのも一つです。次に家族や地域のことで話すとき、確認する入口が分かっていれば、最初から調べ直さずに済みます。













