札幌市では「第二子以降の保育料が無償」と案内されています。ただ、いざ自分の家庭に当てはめようとすると、「上の子が小学生でも第二子になる?」「別の保育園に通っていてもいい?」「認可外保育施設でも無料?」と迷うところがあります。
『東区どさんこプレス』のエリア担当ライター、ハルです。保育料全体の決まり方は先に公開した保育料の記事でまとめました。今回はそこから一歩進めて、札幌市で「第二子」をどう数えるのかを中心に見ていきます。
特に確認したいのは、0~2歳児クラスを利用する家庭です。上のきょうだいの年齢や利用している施設によって迷いやすいところを、一つずつ整理します。
保育料そのものの決まり方や、保育料以外にかかる費用については、こちらの記事で詳しくまとめています。
札幌市では0~2歳児クラスの第二子以降が保育料無償
札幌市では、認可保育所、認定こども園の保育所部分、地域型保育事業所を利用する0~2歳児クラスについて、生計を一にしている子どもの中で第2子以降に当たれば、所得制限なしで保育料が無償と案内しています。
「二人とも保育園に通っているか」ではなく、まず家庭の中で何番目の子どもに当たるかを見るのがポイントです。
なお、3~5歳児クラスの認可保育所などは、第一子か第二子かにかかわらず保育料そのものが無償です。そのため、札幌市独自の「第二子以降の無償化」を確認する場面としては、主に0~2歳児クラスが中心になります。
第二子は「生計を一にする子ども」の中で数える
札幌市の案内では、生計を一にしている子どもの中で数えて第2子以降かどうかを確認します。簡単に考えるなら、家庭の子どもを年齢の高い順に並べ、利用する子に兄や姉がいるかを見るイメージです。
- 第1子
-
生計を一にする子どもの中で、一番上の子ども。
- 第2子以降
-
生計を一にする兄や姉がいる子ども。0~2歳児クラスで対象施設を利用する場合は、札幌市の保育料無償化の対象になります。
家族構成が複雑な場合は、「同じ住所に住んでいるか」だけでは判断できないことがあります。別居しているきょうだいでも、生計を一にしていると扱われる場合があるため、迷う家庭は札幌市へ確認したほうが確実です。
上の子が小学生でも第二子として数えられる?
札幌市の現在の独自施策では、上のきょうだいの年齢による制限はありません。
たとえば、上の子が小学生で、下の子が1歳児クラスの認可保育所を利用する場合でも、生計を一にするきょうだいであれば、下の子は第二子として確認することになります。
以前の制度や国基準の説明では「小学生以上のきょうだいは数えない」といった条件が出てくることがあります。その情報を札幌市の現在の制度にそのまま当てはめないよう注意したいところです。
上の子が保育園に通っていなくても対象になる?
上の子が保育所等を利用していることも、札幌市の第二子以降の保育料無償化の条件ではありません。
上の子が小学校に通っている場合はもちろん、保育所等を利用していない場合でも、生計を一にする兄や姉であれば第二子を数えるときの対象になります。
ハル「きょうだいが同時に保育園へ通っていないから対象外」と決めなくて大丈夫
検索すると古い制度説明が出てくることもあります。申込み前には、札幌市の現在の「保育料について」「札幌市の独自施策について」の案内を確認しておくと安心です。
上の子と下の子が別の施設でも大丈夫?
第二子を数えるときは、きょうだいが同じ施設を利用している必要はありません。上の子と下の子が別々の施設を利用していても、それだけを理由に第二子ではなくなるわけではありません。
ただし、ここで確認したいのは「第二子として数えられるか」と「下の子が利用する施設が無償化の対象か」は別という点です。
下の子が札幌市独自の第二子以降無償化の対象施設を利用しているかまで確認して、初めて保育料の扱いが分かります。
第二子以降の保育料無償化で対象になる施設
札幌市独自の第二子以降の保育料無償化で対象になるのは、次の施設です。
- 認可保育所
- 認定こども園の保育所部分
- 地域型保育事業所
企業主導型保育施設や認可外保育施設は、この札幌市独自の第二子以降の保育料無償化の対象外です。
ただし、「札幌市独自の第二子無償化の対象外」という意味で、幼児教育・保育の無償化など別の制度まで利用できないという意味ではありません。認可外などを利用する場合は、年齢や世帯状況、必要な認定を別に確認します。
別居している兄や姉がいる場合はどうなる?
第二子の数え方で迷いやすいのが、兄や姉と住所が別の場合です。
札幌市の保育料案内では、別居している大学生の兄や姉に継続して生活費などを送っている場合を、「生計を一にする子ども」として数える例として示しています。
ただし、別居していれば必ず数えられるという意味ではありません。仕送りの状況など家庭ごとに事情が異なるため、別居しているきょうだいを含めて第二子になるか迷う場合は、自己判断せず、お住まいの区の保健センターへ確認してください。
「第二子なら半額」と考えない
保育料について調べていると、「第二子は半額」という説明を見ることがあります。これは国基準の多子軽減などの説明と混ざりやすい部分です。
札幌市では独自施策として対象を広げており、対象施設を利用する0~2歳児クラスの第二子以降は、所得制限なしで保育料が無償とされています。
古い記事や全国向けの説明を見つけたときは、そのまま札幌市へ当てはめず、市の最新情報と見比べるのが確実です。
保育料が0円でも実費は別に確認する
第二子以降で保育料が無償になっても、施設へ支払う費用がすべて0円になるわけではありません。
行事費や日用品など、施設ごとに必要になる実費があります。保育料そのものの決まり方や実費については、先に公開した保育料の記事で詳しくまとめています。
第二子の記事では、まず「第二子として数えられるか」と「利用施設が対象か」を確認し、そのあとで施設ごとの実費を見ると整理しやすくなります。
自分の家庭が第二子無償化の対象か確認する順番
説明を読んでも判断しにくいときは、次の3つを書き出してみます。
生計を一にしている子どもの中で、利用予定の子が何番目になるかを確認します。
第二子以降の独自無償化を確認する場合は、特に0~2歳児クラスかを見ます。
認可保育所、認定こども園の保育所部分、地域型保育事業所に当たるかを確認します。
この3つで判断できない家庭は、子どもの年齢と利用予定の施設名をメモして、お住まいの区の保健センターへ相談すると話を整理しやすくなります。
第二子の保育料で迷ったらここだけ確認
札幌市で0~2歳児クラスの第二子以降の保育料を調べるときは、「上の子も保育園に通っているか」だけを見る必要はありません。
生計を一にする兄や姉がいるか、利用する子が0~2歳児クラスか、利用施設が札幌市独自の無償化対象か。まずはこの3点を確認します。
上の子が小学生だったり、別の施設を利用していたりしても、それだけで対象外にはなりません。一方、別居しているきょうだいなど家庭ごとの事情で判断しにくい場合は、申込み前に札幌市へ確認しておくと安心です。













